fc2ブログ

生 活

チャーハン・ラモーンの日記

上村さんとの文学座での作品。

2015年、制作の斎藤いっごそー努さんに誘われて
風姿花伝プロデュースのデザインも担当することに。
当時の打ち合わせの様子は少しここに書いた→パンフレット制作作業。
ここでまだ文学座にいた演出家の上村聡史さんと知り合い、
文学座の公演に誘ってもらえるようになった。

文学座のチラシを担当することになり、
なにが小劇場と違うかって
「打ち合わせの時点で台本がある」ってこと。
この頃から、色々な台本を渡され読むようになった。
読んで、解釈を演出家や制作の方と話しながらデザインを探る作業。


CkkOcPbWEAADsYG.jpg
文学座アトリエの会「弁明」作/アレクシ・ケイ・キャンベル
訳/広田敦郎 演出/上村聡史 (2016年|A4サイズ)

初めて担当したのは「弁明」。
これは山西惇さんに褒めてもらった。
主人公の女性が若い頃、学生運動に参加していたとこから真っ赤に。
たぶん、ソ連の国旗をイメージしたんだと思う。
あとゴダール?


C8OZ6XeUMAAbsCQ.jpg
文学座「中橋公館」作/真船 豊 演出/上村聡史(2017年|A4サイズ)

日章旗のようなマークをドーンは上村さんからのリクエストで、
乘峯雅寛さんが作られた舞台美術とも連携してたはず。
写真撮影の時のブログはこちら


DJA7NyLXUAILu7n.jpg
文学座アトリエの会「冒した者」作/三好十郎 演出/上村聡史 (2017年|A4サイズ)

すごい興奮しながらデザインしたのよ、三好十郎のなっがい本読んで。
なんで興奮したら地味なデザインになるんだろ。
僕が死んだらこういう地味な作品を評価してほしい。。。

今回は上村さん関係を中心に。
文学座では他の演出家の作品も担当してるので、
それはまた今度。





カンパニーデラシネラ 白い劇場シリーズ〜自己紹介をかねて3〜

2015年から始まったカンパニーデラシネラ 白い劇場シリーズ。
小野寺さんから「3年やるからよろしく〜」ということで担当しました。

分身
カンパニーデラシネラ 白い劇場シリーズ第一回公演「分身」
構成・演出/小野寺修二 (2015年|B5サイズ)

当時まだ、大阪と東京行き来していなかったので
メールや電話で打ち合わせ。
といっても、だいたい
「ドストエフスキーの「分身」やるからよろしく〜」
とかです。それ以上ないです。
ほんとに「ドストエフスキーの「分身」やるからよろしく〜」だけ(笑
当時、ちょうど『嗤う分身』って映画を見たところだったので
その雰囲気が少し入ってるかもしれません。



そして第二弾は「椿姫」。

椿姫
カンパニーデラシネラ 白い劇場シリーズ第二回公演「椿姫」
構成・演出/小野寺修二 テキスト/山口茜(2016年|B5サイズ)

「次、椿姫だからよろしく〜」
「は、はい」
いつものように二行で終わってしまう感じの打ち合わせです。
多分、小野寺さんに「チャーハンはほったらかしにしといた方がいい」という判断があったんだと思う(笑
この公演でCoRich舞台芸術まつり!グランプリを受賞して
「分身」とともに2018年に世田谷パブリックシアターで再演されることになります。
あれは嬉しかったなぁ。

小作品
カンパニーデラシネラ 白い劇場シリーズ最終年 第3回公演「小作品」
演出/小野寺修二 テキスト/ノゾエ征爾・山口茜(2017年|B5サイズ)

そして、白い劇場シリーズ最後の作品「小作品」。
これは確か、東京に行って打ち合わせた。
森下の稽古場で。
でも、テキストももちろん上がってないし
書く人も現場にいなかったので、
「なんとか、いい感じにお願い」とういうことだったと思う(笑
覚えているのは、無性にアスパラを描きたくなったこと。
なんでだろか?

カンパニーデラシネラでは白い劇場シリーズ以外にも担当していたので
そのデザインはまた今度。











片桐はいりさんのカルメン(自己紹介をかねて2)

さて、続きから。
前回のkitt「梢(こずえ)をタコと読むな」のチラシが
kavc福島さんに気に入られ呼び出されます。
ちなみに福島さんとは
コントパフォーマンス「ヤング!ジャンプ!」構成・演出:ウォーリー木下(sunday)
の時に一緒に仕事させてもらって以来です。

ヤングジャンプ
(ネットで画像探しても見つからなかった…稽古場ブログの写真があったのでこれを)

カンパニーデラシネラ「カルメン」チラシデザインの依頼でした。
主演は片桐はいりさん。
あのチラシからの流れなので
じゃぁーあのパターンではいはい、と思っていたところ
理由は忘れてしまいましたが
はいりさんの写真はNGとのこと。
まじっすか〜となり、イラストでいくことに。
それも主演がはいりさんなら描かないわけにいかない。
似顔絵なんて苦手だよと思いながら作ったのがこれ。

カルメン
カンパニーデラシネラ「カルメン」構成・演出/小野寺修二 テキスト/山口茜 (2013年|B5サイズ)

これね、今でも自信作(笑
演劇雑誌の編集をされてた小堀さんからは
「あれ、お前、ピカソが元ネタだろ?」って聞かれたのですが
JAZZのレコードジャケットなどを多く作られてるジム・フローラさんが元ネタです。
満更間違いでもなくて、ジムさんがピカソの影響うけてるんだろうね。
あと、昔の銭湯に貼ってあった広告のイメージもあったかもしれない。

このデザインを小野寺さんや藤田さんに気に入ってもらえて
カンパニーデラシネラ周辺のチラシを作るようになります。
おそらく次に担当したのが


サイコ
セルリアンタワー能楽堂『サイコ』演出・振付/小野寺修二 テキスト/山口茜 (2013年|A4サイズ)

あのヒッチコックの「サイコ」を能舞台で。
デザインはヒッチコックだからソール・バス師匠で。
そういえばこのデザインはPIE BOOKSの「一目で伝わる構図とレイアウト」に載っけてもらった。
セルリアンタワーだから東京。
舞台のチラシとしては初めての東京発信の仕事。
この仕事からカンパニーデラシネラ白い劇場シリーズの流れになっていく。
それはまた今度。

それより出演されたのが人間国宝 津村禮次郎さん。
津村さん、本当に面白い方でドキュメンタリー映画にもなってる。



さて、今日はここまで。

あ、そういえばカルメンのあと、
福島さんからkavcプロデュースの芝居を役者としてオファーがあった(笑
忙しくて断っちゃったけど、
今思うと惜しいことしたなぁ。




はじめにkittありき(自己紹介をかねて1)

さてさて、チャーハンです。

最近、チャーハン・ラモーンって何者よって話をしばしばされる。
変な名前だし。
大阪で僕が何してきたとか、東京の人は知らないし、
東京でやってる僕の仕事を、大阪の人は知らないし。

デザイナーなのですから、
ちゃんとしたホームページでも作ればいいんだろうけど、コンセプトが見えてこない。
作った作品を適当に飾ればいいのだろうけど、全部飾るとなるとなかなか大変。
正直、時間がない。

そこで、自分の作ったデザインの話やら、東京で仕事するようになった経緯など
4、5回ぐらいに分けて……もう少しあるかな、飽きなければ。
そうすれば、ホームページのコンセプトも見えてくるかな、と。
自己紹介もかねて。

梢
kitt「梢(こずえ)をタコと読むな」作・演出/土田英生(2012年|B5サイズ)

kittはMONOの土田英生さんのユニット。
実はこれがなかったら、
カンパニーデラシネラや小野寺修二さんのデザインを担当することもなかったのであります。ベンベン♬
ま、その話は追い追い。

脚本はまだなく、ざくっとした構想を聞いた気がする。
この手の写真を加工したデザインは石原正一ショーや林英世ひとり語りなど実験してきたやり方。
(「林英世ひとり語り」はまた別で書きます。)
元は、黒田武志さんがデザインした劇団☆世界一団「空飛ぶ遊園地」の影響だと思う。
http://sandscape.biz/design/flyer/2000.html ←こちらのホームページの下の方にあります。
今見ると全然真似できてないけど(笑)
確か、「B級ホラー映画みたいにしたい」と土田さんと話したような気がする。
稽古場にカメラ片手に出向いて、ラフを見せて僕が役者さんを撮影。

kittでは、これと合わせて二回デザインを担当してる。


美ヶ原
kitt「ウインカーを、美ヶ原へ」作・演出/土田英生(2013年|B5サイズ)

これは現代演劇ポスター展にも選んでもらって、渋谷で飾ってもらった。
東京で稽古なので、今回は役者の撮影はできないということでイラストを描いた。
モデルをしてもらったのは、
Kittとは関係のない福山俊朗さんと西村朋恵さん。
飲み会の帰り道にポーズを頼んで撮らして貰ったんだと思う。

で、話が戻って「梢(こずえ)をタコと読むな」のデザイン。
このデザインを気に入ってくれたのが、
当時神戸アートビレッジセンター(以下、KAVC)という劇場の演劇担当の制作だった福島さん。
で、そのKAVCプロデュースでカンパニーデラシネラの公演が予定されていたのであります。ベンベン♬
これは次回お話しします。

あいかわらず、座布団の外まで飛び出して落語していた。

 IMG_6022.jpg

年に一度の焼酎亭の一門会。
今年は大阪で開催。
久しぶりに見る焼酎亭カシスさんこと年清さんは
あいかわらず、座布団の外まで飛び出して落語していた。
そうだったそうだった、と懐かしく思った(笑

IMG_6031.jpg

打ち上げで
焼酎亭手ぬぐいの色を選んでくれた黒田武士さん
観に来てくれたハリー画伯と。
撮影は焼酎亭呑兵衛こと大宮将司さん。

そうこうしている間にも
風姿花伝プロデュースのパンフレットを出稿。
お楽しみに。





北加賀屋大秘宝展のオープニングパーティー

IMG_5998.jpg

北加賀屋大秘宝展のオープニングパーティーへ。
演劇に関係しない展覧会に出展するなんて久しぶり。
もう、メンバーが濃い人ばかり。

IMG_6004.jpg

學さんも来てた。
もちろん出展もされてる。

IMG_6014.jpg
IMG_6010.jpg
IMG_6008.jpg

いろんな方々と知り合えた。
真面目に絵のことを語り合うなんて、
不慣れだから戸惑ったけど、癒された。
語りたかったんだな。
気がつかなかった。

北加賀屋大秘宝展は12月10日(日)まで。

鵜山仁さんを捕まえて

IMG_5989.jpg

朝方、少し仕事して東京へ。
いい天気だったので、綺麗な富士山が撮れた。
新宿から新大久保まで歩く。
渡辺徹さんと榊原郁恵さんの朗読劇をやっているグローブ座へ。
昼公演終わりの演出家 鵜山仁さんを捕まえて
来年の文学座公演「怪談 牡丹燈籠」のチラシの打ち合わせ。
キーワードや方向性をさぐりさぐり。
少し飲んで、最終の新幹線で大阪へ。




イラストを会場に搬入。

20171127.jpg

北加賀屋大秘宝展で展示するイラストを会場に搬入。
そういえば12月9日(土)にあるカンパニーデラシネラ「ロミオとジュリエット」も北加賀屋。
観劇前でも後でも覗きに来てくれれば、
いろんなアーティストの過激な絵や写真の間に
僕のぼんやりしたイラストも展示されてます。
東學さんの絵もあるよ!